所有権と借地権の違い
ハワイの借地権付不動産について
建物は所有しても、土地は借地ですから、毎月地主に借地料を支払わなければいけません。 ここまでは日本の借地権と同じです。最近の新しいコンドミニアムのほとんどは所有権付になっています。
日本の借地権との違い
ハワイの借地権付コンドミニアムの歴史は浅く、1970年代に建設されたコンドミニアムに多く見 られます。しかし、その後、地主が土地を売りに出し、既に所有権付になったコンドミニアム が多く、現在では借地権付のコンドミニアムは数少なくなっています。
かつて建築業者がコンドミニアムを建設する際、土地を購入せず、地主から土地を借りました。 その際に、建築業者と地主の間で借地権契約を交わしました。内容は通常60年の期間で、 最初の10年間は年間借地料がいくら、次の10年間は年間いくら、その次の10年間はいくら、 と言うように借地料が三期、30年間にわたって設定されました。
30年の借地期間が終了した時点で、再交渉(renegotiation)となり、その時の地価、マーケ ット状況、その他の方法で再計算され、残り30年間の借地料が新たに設定されます。通常、 借地料はかなり値上がりすることが予想されます。
再交渉後、残り30年の借地期間が終了すると、借地契約は終了します。過去60年前に設定 された借地契約書によると、土地は地主に戻ります。先に言及しましたように、ハワイのコンドミ ニアムの歴史は浅いので、現在、借地契約が終了したコンドミニアムはまだ一軒も無いのが実状 です。
現在のままですと、借地契約終了後、土地は地主に戻り、終了後は不動産が無くなってしまうこ とになります。購入者は、土地所有権付きの物件より安い価格で、借地契約内容を十分に理解し て購入したものの、現実的には借地契約終了後はかなりの混乱が生じる恐れが予想されます。
近い将来、借地契約が終了したコンドミニアムの数が増え、家を無くす人たちが増えるに従い、社 会的な問題化するため、行政や議会関係者が何らかの良い解決方法を考案しなければならなくな るのではないでしょうか?
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