「まさに楽園」と称するハワイの魅力をさらに語る 高城沙耶さんインタビューvol.2

ハワイウエディングをプロデュースするスタイルカンパニーのフェアで、ハワイウエディングに興味がある方を招き、高樹沙耶さんのインタビューを行いました。アットホームな雰囲気のなか、沙耶さんには自然に対する思いやハワイ島の魅力を大いに語っていただき、会場では日本にいながらハワイを感じられる楽しいひとときとなりました。

9月2日、都内表参道スタイルカンパニー本店サロンにてインタビュー

マタタビ:みなさまご存知の高樹沙耶さんです。(拍手)

高樹:
こんにちは。宜しくお願い致します。

マタタビ:
ハワイのスペシャリストというほどハワイに精通されていらっしゃるのは、みなさまご存知のことと思います。今回はまず私がお聞きしたいと思っていることを質問させていただき、後ほどみなさまにご質問を伺いたいと思います。
まずはハワイに限らず、旅ということに関する質問です。1年でどのくらい旅をなさっていますか?

高樹:
10年くらい前、30歳を越えたくらいから、年間3回は旅行に出てました。

マタタビ:どういった所に?

高樹:
最初はテレビのドキュメンタリー番組で、北欧に行かせていただいたのがきっかけだったんです。その旅で今までの自分と全く違った価値観で生活してらっしゃる方とか、環境の違う方にお会いして感動してしまいました。私の世代は高度成長期時代に育ってきて、20代前半がバブルだったんです。だからどちらかというと、メディアに乗せられていい物を持っていたり、人よりいい車に乗っていたり、美味しいものを食べたりということが幸せだと洗脳されてきた世代なのですね。だから海外に出た時に“全然違うじゃん”と感じたことが始まりでした。
それまでの10代や20代の旅行とは、ニューヨークへ行って買い物しようとか、パリで買い物しようとか、ハワイでもハレクラニみたいな高級なホテルに泊まってリムジンに乗って……というようなものでした。でも北欧の旅は全然違っていたの。そこから30代の新たな旅が始まったわけです。
旅で生き方に対する価値観が変わりました by Saya

マタタビ:ハワイを中心にご旅行されていたと伺っていますが、ハワイの魅力についてちょっとお聞きしたいですね。一言では言えないと思いますが、なぜハワイを選ばれたのかということをお聞きしたいですね。

高樹:
簡単に言えばハワイは『楽園』なんですよ。まさに絵に描いた楽園です。アフリカやフィリピン、他の島々に行くと、“ああ、ハワイはアメリカ合衆国の島なんだな〜”と思いますが、その思いは特にそこで生活していなければ強くは感じません。だから旅行で行く分には、楽園だと思いますよ。
ハワイの良さを強く感じるのは、まず、飛行機を降りた段階で毛穴が開く感じがするところ。毛穴が開いて、いつも身体の中に溜め込んでいる不満とかストレスとか、そういった悪い物が毛穴から出て行く〜〜!って感じがします。それがまず、ハワイの気持ちいい所かな。

マタタビ:ハワイの空気というか、何か特別なものがありますね。

高樹:
そうですね。東京にいると、朝早く起きてヨガしようと考えながらも、布団からなかなか出ない自分がいたり、なかなか思うように身体が動かないときもあります。でもやはりハワイは気持ちいいのかな〜。

マタタビ:なぜかハワイにいると早起きになって、早朝ヨガやランニング、お散歩など、身体を動かしたい気分になりますよね。そんな所もハワイの魅力でしょう。

マタタビ:では次に高樹沙耶さんの典型的なハワイでの過ごし方を教えていただけますか?

高樹:
昔、20代にオアフに行っていたときには、アラモアナ・ショッピングセンターに行ってショッピング、韓国のファーストフードを買ってビーチに行き食べる。という典型的な過ごし方をしていました。でも30代ではオアフ島でなく、ハワイ島に出会ってしまったので、ハワイでの過ごし方も変わりました。ハワイ島はオアフと違って大きなショッピングセンターはほとんどありません。私が住んでいたコナという所は、どちらかというとアメリカ人が多いアメリカ社会の地域で、日本人の方も少なく、物にとらわれた生活をしている人が少ない感じでした。フリーダイビングに夢中になっていた時期に住んでいたので、朝起きるとヨガをして、イルカがいるビーチがあるんですが、そこでイルカと一緒に泳いだりしていましたね。その後ゆっくりとランチをとり、午後は英語の勉強や家の掃除、気楽にすごしたりといった生活でしたよ。何も決めない日々や時間を送っていましたよ。あのフリーダイビングに取り組んでいた時期は、それはそれは至福の時間でした。

マタタビ: 素晴らしい生活ですね。自分の身体のことと海のことと、それだけを考えて、うらやましいですね。

高樹:
そうそう、それに今日はどのくらい潜れるかな?とか、そんなことを考えてましたね。

マタタビ:もちろんご苦労はいろいろとあったとは思いますが。

高樹:
でも“フリーダイビングやるんだ!”“イルカと泳ぐ喜びを人に伝えるんだ!”というように目標がしっかりと定まっていたので、もう夢中で、呼吸までがそういうモードでしたね。そういうモードの時って、いろいろ起る出来事を不幸だとは思わず、すべてが純粋に楽しめたのです。


フリーダイビングに取り組んでいた時期は至福の時間でした by Saya

マタタビ: 今、ハワイといえばハワイ島というようなお話が出たのですが、なぜハワイ島なのでしょうか?

高樹:
自分で選んだというより、流れがそうだったんですよ。例の北欧に旅した次の年に、『イルカは人を癒せるか』というテーマのドキュメンタリー番組に出させていただき、オーストラリアに行きました。そこでオーストラリアのネイティブ、アボリジニに会いました。アボリジニはアメリカのネイティブ・インディアンと同じように地球と共存する生き方を知っている民族です。私は20代の物質主義とか資本主義社会に踊らされて生きていて、本当に幸せを感じられなかったり、満たされない思いを抱いていました。その理由をその時に学んだの。地球という星に生きるにはマナーがあるんだって。地球という星は循環していて、風も空気も水もみんなで共有しているじゃないですか。それは人間以外の生き物も含めてね。今の人間の生き方って、一番偉いのは人間で、すべてを人間が搾取して、自分たちの都合の良いように使っていますよね?でも先住民たちは自然にいただいたものはお返しする生活なんですね。私が心から満足できなかった理由は、自分一人ががめつく、自分の幸せのためだけに生きていたから。それをすごく学びました。それから価値観が大きく変わりました。

でもインディアンと同じ生活ができるかというと、私には出来ないですね。だから今の現代生活のなかで彼らの英知をいただいた生き方が出来ないかと考えました。そんな中でそのオーストラリアの旅で出会ったイルカセラピーをしている女性、リリーさんと一緒に3日間くらい船に乗ってイルカと泳いで、幸せな気持ちになることができたの。私は芸能界でドラマに出て人にメッセージを伝えることを仕事にしていました。でもメッセージを伝えることができる人が例え少なくても、イルカと一緒に泳ぐ彼女の仕事が羨ましく思いましたね。それでイルカセラピーを30代の私の仕事にしようと思いました。 そこからインストラクターの資格を取り、船のライセンスをとったり、いろいろと準備を始めました。
その準備期間にテレビの仕事で今度はハワイを取材しないかという話をいただき、そのとき行ったのがオアフとハワイ島、カウアイ島でした。1日だけダイビングの取材があり、カイルアコナの近く、ハワイ島で一番大きな港にあるカイルア桟橋から船に乗ることになったのです。ところがその港の中に10頭くらいのイルカが泳いでいて、それを見たとき私は大興奮で“神様はここで私にイルカセラピーをやれって言ってるんだわ!!”って思っちゃいました。そんな訳でオーストラリアではなくハワイ島でイルカセラピーをやろうと盛り上がったのです。

神様がここでイルカセラピーをやれって言っている!って思ったのがハワイ島でした by Saya

マタタビ:ハワイ島という所はイルカの多い所なのでしょうか?

高樹:
そうですね。冬はザトウクジラも来ますし、ゴンドウクジラは年間通して住んでいますし、多いですね。イルカはいくつかグループがあって、そのグループが決まった場所を移動しているんです。たいがい夜中に餌をとり、餌の後、夜明け頃にはサメに襲われないように浅瀬のビーチに休息のためにやってきます。そのときに小さな湾や水深が20mくらいの浅い所に来るので、一緒に泳ぐことができるのです。ハワイ島だけでなく、ポイントはいろいろあると思いますよ。

マタタビ:ではそういったイルカの動きを知っているローカルの方に話を聞けばイルカに遭遇するチャンスがあると?

高樹:
そうですね。ツアーもありますからね。でも海洋生物には人間がこちらから近づいてはいけないという法律があるのですが、最近それが厳しくなってきています。最近は情報が世界中に早く回ってしまうので、ポイントにイルカを見に来る人が増え、そういった人がイルカを追いかけてしまうからなのです。だからちょっと気をつけて泳がないと。みなさんも追いかけないでね。

マタタビ:
イルカと泳ぐということは、癒しであるとか、日常ではあり得ない貴重な体験をするわけですよね。

高樹:
そうですね。みんなワンちゃんやネコちゃんを飼って、それが癒しになるわけですが、それとは違いますね。まず海というバックグランドが脱日常じゃないですか。そして今まであまり接点のない動物とのコミュニケーションなので、すごい幸せを感じますよ。なかなか出会えないから、出会えたときの喜びは大きいですね。

マタタビ:
それでは今、ハワイ島のお話は伺ったので、他の島についても少しお聞きします。オアフに関しては先ほど少しお話がありましたが、もう少しオアフについて聞かせてください。オアフの魅力とは?

高樹:
私は今、自然が大好きという感じになりましたが、物が大好きな方もいらっしゃると思います。そういった方にオアフは魅力的です。あの小さな島に世界中のブランドがあり、小さな民芸品もあり、何でも買える。そのうえ世界中の料理が食べられます。そしてちょっと街を離れてノースの方に行けば昔懐かしいハワイもあり、世界有数のサーフポイントもあります。そういった面でも、世界の楽しいものがいろいろと凝縮させているようですね。

オアフは楽園版ディズニーランド by Saya マタタビ:ディズニーランドのような感じですか?

高樹:
そうそう、まさに楽園版ディズニーランドですね。

マタタビ:
それではマウイ島はいかがでしょうか?

高樹:
去年初めてマウイに行ったんですが、マウイは西洋人の方が多い印象ですね。それとダイナミックなスポーツをしたい人にはお勧め。ウインドサーフィンとかパラセイリングとか、そういったことに向いているようですね。ハワイ島と同じように大きな火山もあって自然豊かですし、自然のなかで遊びたい人に良いのではないでしょうか。マウイは1度しか行っていないのでまだまだ充分にはお話できないですが。

マタタビ:実はその1回のマウイの旅のときにご一緒させていただいたのです。沙耶さんのイメージとマウイの美しい自然が見事にマッチしているな〜という印象を受けました。

高樹:
ありがとうございます。そうそう、私が男だったらやりたいと思うことがあります。マウイにジョーズという波乗りのポイントがあって、ジェットスキーでポイントまで行って波に乗るんです。もうどうかしちゃっているという人が挑むポイントなのです。
マタタビ:8mとか、とにかく普通じゃ考えられない大きさの波が立つポイントですね。

高樹:
男だったり、もう少し若かったらそういうこともやってみたかったかなって思います。

マタタビ:
チャレンジャーですね。

高樹:
そうですね。でもそういったジョーズのような所もあって、やはりハワイってデッカイです。小さな島なのに4000m級の山があったり、その山のおかげでいっぺんにいろいろな気候を体験できたりしますから。地球全体がもちろん聖地ですし、素晴らしい星だと思いますが、ハワイは今まだ溶岩が溢れ出ていて、生まれてくる所という感じがします。地球のエネルギーが外に放出している所というイメージです。だからかな、ハワイに行くと元気になります。生命力からくる元気というか、そういったものをもらえるんですね。とても疲れている人で、中にはハワイに着いてすぐに熱を出して、1日2日寝込んじゃう人もいるでしょう?今流行のデトックスじゃないですが、そうやって毒だしして、元気になって帰っていく場所なのです。そういう力があると思いますよ。そしてなかでもハワイ島は今も地下活動が盛んなので、そういったパワーが強いのかなとも思いますね。

マタタビ:今、癒しポイントといった話も出ましたが、沙耶さんが一番と思うヒーリングポイントは?

高樹:
私はハワイ島だと思います。ハワイ島の大きな山のひとつ、マウナロアには今も溶岩が出ているボルケーノ国立公園があります。毎日どこから溶岩が出てくるか分からないほど地下活動が盛んな所で、ラッキーだったら30分ほど歩いた所でドロドロと溶岩が流れているのを見ることができるの。でも運が悪いと、遠くの方にちょっと赤いものが見えるという程度にしか見られない時もあります。私が行ったときには、ラッキーにも溶岩が近くで出ていて、さらに小雨が降ってきたの。雨に当たった溶岩からマイナスイオンの水蒸気がジューっと上ってましたよ。まるで温泉に入ったような感じでした。ちょっと恥ずかしい話で恐縮ですが、私はそのとき膀胱炎で薬を飲んでいたのですが、夜ホテルに帰ってみたら治っていたのです。なんか不思議なパワーを感じてしまいました。

マタタビ:大地のパワーみたいなものですかね。


高樹:
そうですね。ペレの神様もいますし。あそこに行くときは赤い物を持って行ってお供えするといいんですよ。

 マタタビ: そうなんですか?

高樹:
ペレは赤いものが好きなんです。

マタタビ: やっぱり自然の物がいいんですか?

高樹:
そうですね。リンゴとか。それとね、溶岩をこっそりパワーストーンだと持ち帰ると悪い事が起ると言われているから、持ち帰らない方がいいですよ。

マタタビ:
私の友達で持ち帰ってきてしまった子がいて、不幸になっちゃったんです。

高樹:
本当?

マタタビ:そうなんです。でもマタタビのロケに行ったときに一緒だったカメラマンが、マコトくんと言う子ですが、彼はハワイ島の子なので石を持って帰って返してもらいました。実は石を持ってきた時に一緒だった彼とはすぐに分かれてしまったんですが、その後彼ができず、石を返した途端に新しい彼が出来たのです。

高樹:
それは信憑性がありますね。

マタタビ:本当に驚きました。だから私はペレの話は信じていますよ。

高樹:
みなさんは石を持ち帰らないようにお願いします。

マウナロアで不思議な体験をしました by Saya
マタタビ: ハワイでお勧めのレストランを。

高樹:
オアフにはベトナムの方が多いので、ベトナム料理がすごく美味しくて好きです。日本だと野菜が高いからかもしれませんが、フォーの上に乗っている野菜がちょっとしかなくて“え?これだけ???”っていう感じじゃないですか。でもハワイでは野菜が山盛りです。ベトナムのサンドイッチも美味しく、ベトナムはフランス領だったのでフランスパンを使うのですが、パンの中に大根と人参の『なます』みたいな酢漬けが入り、チキンやビーフをチョイスして挟んで食べます。それが大お勧めです。レモングラス・チキンというのが私の一番好きなメニューです。それを買ってビーチで食べるの、最高ですよ。

マタタビ: ビーチでのんびり疲れを取りながらサンドイッチですか、いいですね。

高樹:
それからハワイ島でお勧めなのが、メリマンズというレストランです。ハワイ島で穫れるオーガニック野菜とパーカーランチという牧場があるんですが、そこの肉を使っています。パーカーランチはアメリカ一、敷地が大きな牧場なんですって。メインランドの牧場より大きい牧場ですが、そこのビーフがオーガニックです。ちょっと高級なレストランで、ちょこっとお洒落して行くような感じですが、メリマンズはお勧めです。

マタタビ: ハワイ州のどこかに、誰かが家をプレゼントしてくれるとします。どこにどんな家が欲しいですか?

高樹:
やっぱりハワイ島かな。自分のお金じゃないとすると、オアフのカハラに家を買ってもらってそれをすぐ売るとか(笑)。カハラはハワイで一番地価が高いと言われている所ですから。でもやっぱり私はハワイ島の山裾がずっと広がっているサウスポイントという場所が見える小高い丘の上の家ががいいな。

マタタビ:
家の大きさとか、そういう希望は?

高樹:
昔は大きな家に憧れたりしましたが、大きな家はメンテナンスが大変ですよね。わりと小さい小屋みたいな方がいいですよ。

マタタビ:現実的ですね。

高樹:
だって掃除に明け暮れちゃいますから。意外に家は小さめの方が好きですよ。それに人の家に行くのが一番ですよ。今、ハワイ島に家はなくなっちゃったのですが、ハワイ島に住んでいた頃の友達がいっぱいいるので、お土産を買って行って泊まらせてもらっています(笑)。

マタタビ:ではここでみなさんからの質問をお伺いします。

質問:ハワイにいてイルカを大切にするのと同じように、日本や東京にいながら自然を大切にするために何かしていることはありますか?

高樹:
まずは自分を大切にすることだと思います。だから自分が健康でいられるようにするにはどうすればいいかを考えます。すると何を食べれば良いかという問題に突き当たるんですよね。防腐剤がいっぱい入っているような不健全なものは止めて、有機野菜や健康的に育ったものを食べるようにしています。有機野菜も食べる人が多くなれば、作る人も多くなります。それで良い循環が生まれてきますよね。だから今都会に住んでいる私は、徹底的に自分を大切にすることしかないかなって思っています。10年ほど前からエコロジーのことを考え始めて、“都会では難しいのかな”とか“この時代では難しい”といったことを感じますが、でもみんなが自分をとことん大切にすれば、何か良い糸口が見えてくるのではないかと最近思っています。
たぶん地球とか自然は人間が心配するほどヤワではなくて、地球自体が旨くバランスをとっているような気がします。だからこの先、人間が地球を大切にしないと、人間自身が駄目になると思うの。災害が起きて沢山の人が死ぬ事も地球が自分のバランスを整えようとしているだけだから、人間自身がどうやってこの地球で生きていきたいのか、それをきちんと自問自答していくこと。それが自然と共存する一番良い方法だと思います。

マタタビ:
ありがとうございました。高樹沙耶さんでした。

編集後記
高樹沙耶さんは非常にパワフルな方で、自分自身で光を放っている感じがしました。それは自然とともに生き、無理をせず自分に正直に生きているからこそ生まれる沙耶オーラみたいなもので、人を明るく元気にしてくれる力があります。今回インタビューさせていただき、その沙耶オーラを浴びたおかげでマタタビチームも元気をもらいました。ありがとうございます。
ページトップへ戻る